若い頃からギターやベース、ドラム、ピアノ、オルガンなどの楽器が好きで、いつかはそれらを販売する店のオーナーになりたいという夢を持っている方もあるでしょうね。
脱サラして開業する方も多いですが、いざ楽器店を始めるとなると、テナント選びから行う必要があります。
何もないテナントを借りて、一から自分のお店を作り上げていくのも良いですが、それには相当な費用が必要になるので、若い年齢の方ではそこまでの貯金はないかも知れませんね。
しかし居抜き物件を利用すれば、コストを抑えて開業できるので、気になる物件で募集が行われていれば、不動産会社に問い合わせることをおすすめします。
テナント募集の貼り紙の横に、居抜きと書かれてあることがありますが、これは前のテナントが使っていた内装や設備などがそのまま残っている状態のことをいいます。
楽器を置くためのスペースなどがそのまま残っているので、居抜きを選べば、最初から営業しやすい形が整っています。
一般の賃貸借契約では、テナントが退出するときは、解体工事や原状回復工事を行い、コンクリートの打ちっ放しの状態にしてから、出ていかなければなりません。
しかしあとに使うのが同業種であれば、そのままにして出ていくことで、解体の無駄を省くことが出来ます。
前のオーナーにとってもその方が得になりますし、新しいオーナーも余計な費用を節約できるので、ぜひ利用するようにしましょう。